奈良時代に10年間だけ存在した「諏訪国」が、今年2021年に設置から1300年の節目を迎えます。721年に信濃国から分国され、731年に再び信濃国に併合された諏訪国ですが、分国や併合の理由は記録にありません。諏訪国の行政拠点も正確には分かっていませんが、諏訪郡で当時の役所、官衙(かんが)と思われる遺跡が榎垣外遺跡(えのきがいといせき)のみであるため、榎垣外遺跡が諏訪国の中心だったと考えられています。企画展「諏訪国1300年」では諏訪国と榎垣外遺跡をご紹介しています。また、須恵器(すえき)・緑釉陶器(りょくゆうとうき)・陶硯(とうけん)など、榎垣外遺跡の出土遺物も多数展示しています。
【会 場】2階考古展示室
【開館時間】10:00~18:00
【休 館】毎週水曜日、祝日の翌日(水曜日が祝日の場合は開館)






この度、岡谷市ゆかりの若手アーティストまたは若手グループに対する支援や育成を行うために、「若手アーティスト育成公募展 挑戦そして飛躍」を開催することになりました。第3回目の展示作家には、岡谷市出身で光や音を使ったインスタレーションやグラフィックを制作している宮坂絵美を選定いたしました。


版画家・武井武雄の故郷であり、信州の版画活動の原点ともなった「双燈社版画部会」が誕生したここ岡谷市は、昭和29年頃から版画教育についても盛んに行われるようになり、全国小中学校版画コンクールでの入賞者を輩出するなど、全国的にも注目を集めてきました。この伝統は受け継がれ、市民による版画制作、学校現場での版画教育は、現在でも広く行われています。
